シンセサイザーの音作り その3「VCO」

シンセサイザー

今回はVCOの解説をしようと思います。

前回は「減算式シンセサイザーの基本的な仕組み」について解説しました。

VCO

VCOはVoltage Controlled Oscillatorの略です。

Oscillatorというのは発振器という意味なので、

直訳すると電圧で操作された発振器ですね。

文字通り、VCOから音が出てくるわけです。

VCOから出てくる波形にはいくつか代表的な波形があり、それぞれ特徴があります。

それぞれ見ていきましょう。

(音はNord Lead4で録音したものです)

・正弦波

正弦波というのは倍音を全く含んでいない基音だけの音の波形です。

余談ですが音というのは正弦波の集まりでできているので

理論上は異なる周波数の正弦波を選択して集めることで

現実の音を再現できることになります。

(これが加算式シンセサイザーの考え方です)

正弦波は倍音を含んでいないため加工性は特にないわけですが、

よくリードの音としてポップスに使われることがあります。

ぴゅーっときれいな音をしていますね。

・三角波

見ての通り三角の波形です。

正弦波に奇数倍音を少し加えたると三角波になります。

正弦波と似ているやや影の薄い波形ですね。

きれいな音を出したいなら正弦波、荒い音にしたい時は矩形波を使うことが多いので

あまり使用頻度は多くないかもしれません。

・矩形波

矩形波は奇数倍音を三角波よりも多く含んだ波形です。

いわゆる海苔波形に似ていますね。

結構太い音をしているのでリードに向いています。

倍音が増えてきたので加工性もそこそこあります。

矩形波にはPulse Widthという概念があります。

普通の矩形波は画像の赤と青の比は1:1です。

この比のことをPulse Widthといいます。(PWと略したりします)

この波形がPWを偏らせた波形です。

この波形をパルス波といいます。

ちょっと鋭い音になりますね。

それと、シンセによってはこのPWを連続的に変化させられるものや

比率を指定することができるものもあります。

・ノコギリ波

見たとおりノコギリの歯みたいな形をしているのでノコギリ波です。

この波形は偶数倍音、奇数倍音の両方を含んでおり、

加工性がとても高いです。

シンセといえばこの波形という感じがしますね。

一番使用頻度が高いかなと思います。

・ノイズ

サーとしたホワイトノイズです。

そのままではただのノイズですが、割と使い道があって、

打楽器のノイズ成分を表現するのに使ったり、

SYNC(後で説明します)の波形に使ったりします。

次回

VCOについてはこんなところです。

次回は「FM変調」について書いていこうと思います。

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