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シンセサイザーの音作り その8「LFO」

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シンセサイザーシンセサイザーの音作り
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今回は「LFO」について解説していこうと思います。

前回の「VCA」はこちら↓

LFO

LFOとは、 Low Frequency Oscillatorの略で、

結局はVCO(オシレーター)の仲間です。(VCOに関してはこちら↓)

ですが、 Low Frequencyとあるように、 0.1Hz~数10Hzくらい(シンセサイザーの機能によります)と

とても低い周波数なので音としては使えるものではありません。

それでは何のためにあるかというと、シンセサイザーの各パラメータを波形の形で揺らすためにあります。

シンセサイザーは各パラメータを電圧で制御しているわけですが、

オシレーターというのはまさに電圧の波なのです。

例えばこんな感じに+-1の正弦波のLFOがあったとして、

音程の高さが5のVCOがあったとします。(グラフは適当です)

このVCOの音程にLFOを適用すると、

このように音程が5を中心として4と6の間を正弦波で揺れるビブラートになります。

LFOを矩形波にすると

このようにでこぼこに音程が変調するオシレーターとなります。

波の幅(Depth,Amount)や波の速さ(Speed)は変えることができます。

VCOにかけてみる

適当にLFOをVCOの音程にかけてみました。

(Nord Lead 4はなぜか正弦波のLFOがないので三角波のLFOです。)

こんな感じで自動でパラメータを動かしてくれます。

また、出力音程にかけると

(同じくNord Lead 4はOutputにLFOをかけることができないのでモノラルでPANにかけました)

音量が上下するトレモロとなります。

フィルターの Frequency にかけると

ちょっとワウっぽくなりますね。

パラメータのオートメーションを波形の形で自動的に書いてくれるような感じともいえるかもしれません。

LFOをどのパラメータにかけることができるのかというのは各シンセサイザーによって様々です。

ちなみにNord Lead 4のLFO部分はこんな感じです。

LFOは2つでそれぞれ6種類が選択でき、

かけることができる場所はそれぞれ6つですが、場所が微妙に1と2で異なっています。

(Nord Leadについてはこちら↓)

おそらくパッチ式のシンセサイザーであれば

かなりいろんな部位にかけることができるんじゃないかなと思います。

また、LFOは時間で周期的に変化しているので、

弾く瞬間にLFOがどの位置にいるのか(弾いてから上がるのか下がるのか)が

わからないということが起こることもあります。

そいういう場合はImpulse Sync機能のような

鍵盤を押さえた時をトリガーとしてLFOをスタートさせる機能のある場合も多いです。

シンセサイザーの他にも

フェイザー、フランジャー、コーラス、トレモロ、リングモジュレーターといった

モジュレーション系エフェクトには無くてはならない存在ですね。

次回

次回はエンベロープモジュレーションについて書いていこうと思います。

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