シンセサイザーの音作り その9「エンベロープ・モジュレーション」

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今回は「エンベロープ・モジュレーション」について書いていこうと思います。

前回は「LFO」について解説しました。

エンベロープ・モジュレーション

エンベロープ・モジュレーションは実はLFOと役割が同じで、

パラメータにかかるものだったりします。

LFOと比較すると、

・基本的に鍵盤を弾いた時をトリガーとしてかかりはじめる。

・周期的に繰り返すLFOと違い鍵盤を弾くごとに1度しかかからない。

・上がって下がるか下がって上がるかの2通り。

という差があります。

上がる時間をAttackで、下がる時間をDecayで決めます。

VCO

VCOのピッチにかけると

https://otonoyorimichi.com/wp-content/uploads/2019/02/Nord-Lead-4-Enve-mod-D.wav

こんな感じになります。サイレンみたいですね。

速くして何回か弾くと、

https://otonoyorimichi.com/wp-content/uploads/2019/02/Nord-Lead-4-Enve-mod-D-fast.wav

ますますサイレンのようになります。

下がって上がるほうは

https://otonoyorimichi.com/wp-content/uploads/2019/02/Nord-Lead-4-Enve-mod-D-down.wav

こんな感じです。

Nord Lead4 のエンベロープ・モジュレーション部分

ちなみにNord Lead4はReleaseモードというのがあり、

弾いている間は上がり続け(下がり続け)

鍵盤を離すと下がり始める(上がり始める)ようになります。

これはVCOのリリースタイムをある程度長くしておかないと効果を感じられませんね。

実際にやってみると

https://otonoyorimichi.com/wp-content/uploads/2019/02/Nord-Lead-4-Enve-mod-R-down.wav
下がって上がる
https://otonoyorimichi.com/wp-content/uploads/2019/02/Nord-Lead-4-Enve-mod-R-up.wav
上がって下がる

こうなります。これはシンセサイザーそれぞれの機能によりますね。

その他の使い方

もちろんVCO以外の部分にもかけることができて、

VCFのFrequencyにかけるとオートワウのようになります。

https://otonoyorimichi.com/wp-content/uploads/2019/02/Nord-Lead-4-Enve-mod-filter.wav

割とこっちの使い方のほうがメジャーかもしれません。

次回

次回は「アルペジエーター」について書いていこうと思います。

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