イコライザー その1「イコライザーの分類と主なパラメータ」

音とエフェクト

今回はイコライザーについて書いていこうと思います。

Toned-Max
PE 1CとME 1B

イコライザー(EQ)とは

イコライザーとは、特定の周波数のみブーストさせたり、カットさせたりする

エフェクトです。

重要なのは基本的に音を増幅するか減らすかということしかしないので

新しく音を追加することはできません(サチュレーション効果のあるものは除きます)

前の音の記事でやりましたが、

ピアノ A音

ピアノの音のように倍音を含んでいる音はEQをかけると

ローパスフィルタ

音が変わるのですが、

正弦波 A音

正弦波のように倍音を含んでいない音に似たようなフィルタをかけても

音はたいして変わりません。(EQがかかる帯域に音が存在しないため)

これはアナライザーがついているEQなので見れば一目瞭然ではありますが、

アナライザーのついていないEQを使う場合に忘れがちなことなので

覚えておきましょう。

イコライザーの分類

イコライザーには大きく分けて2種類あります。

上で見たように曲線を動かして設定するイコライザーを

グラフィックイコライザーといいます

グラフィックイコライザーの利点として、

・見てわかるので設定がしやすい

・カーブの種類を選ぶことにより多彩な音作りができる

という特徴があります。その反面

・処理が重くなりがち

・全帯域にかかるので余計な回路を通ってしまう

という欠点もあります。

ちなみにアナログのグラフィックイコライザーはこんな感じに

固定バンドのイコライザーがたくさん配置されたものを指します。

パラメトリックイコライザー

PE 1CとME 1B

パラメトリックイコライザーはかかる周波数とブースト量を決めて

周波数をコントロールする方式のものです。

利点としては、

・帯域を限定しているので通る回路の数を少なくできる

・バンド数が少ないのでバンド一つあたりのコストを高くすることができる

といったところです。反面、

・見てわからないので音の変化でパラメータを決めなければならない

・細かい設定はできない

という欠点があります。

アナログではパラメトリックイコライザーのほうが数が多く、

様々なものが発売されていますね。

中には音のいいものも数多くあるので、音にこだわるならこちらを選んだほうがいいかもしれません。

ちなみにアクティブ方式とパッシブ方式があります。

主なパラメータ

イコライザーのパラメータとしては、

Frequency・・・帯域

GAIN・・・ブースト量

Q(フィルタの種類によってないこともある)・・・イコライザーのかかる広さ

・dB/oct(フィルタの種類によりないこともある )・・・カーブの傾斜

があります。

Qを広げると

広範囲にEQがかかり、Qを狭めると

狭い範囲にEQがかかるようになります。

dB/octが低いと

6dB/oct

なだらかなカーブになり、dB/octが高いと

96dB/oct

急な勾配になります。

ちなみにバンドというのはイコライザーのフィルターの数です。

バンド数が多ければ多いほど帯域を変えることができます。

例えば例で出したToned-MaxはEQポイント(点の数)が5つあるので

5バンドのイコライザーということです。

PE 1Cはローブーストが一つ、ハイパスが1つ

ハイブーストが1つハイカットシェルフが1つの4バンドEQで

ME 1Bはローミッドブーストが1つ、ミッドカットが1つ、

ミッドハイブーストが一つの3バンドです。

Toned-Max は各バンドに使い方の制限は基本的に無いようですが、

PE 1CME 1Bは使い方が限定されています。

グラフィックイコライザーとパラメトリックイコライザーはこのような違いがありますね。

まとめ

見やすさや細かさがほしいならグラフィックイコライザー

大まかにアナログ機材特有の音の変化がほしいときはパラメトリックイコライザー

を使うとよいでしょう。

どちらもケースバイケースで選ぶほうがいいと思います。

次回はイコライザーのカーブの種類について書いていこうと思います。

それぞれのイコライザー記事はこちら↓

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