オーバードライブの仕組み

音とエフェクト

今回はオーバードライブの仕組みについて書いていこうと思います。

ダイオード

前回の「真空管/トランジスターによる増幅について」はこちら↓

オーバードライブとは

オーバードライブはあえて音の歪みを起こすことにより音色を変化させるエフェクターです。

オーバードライブにおいて、オペアンプにより増幅しダイオードなどで歪みを得ることが多いです。

(もちろんその他のクリッパーをもちいたものもあります)

オペアンプとは

オペアンプとは電子回路のテンプレートのようなもので、集積回路と呼んだりします。

ようするに電子回路の設計でよく使うものをあらかじめ組んだものと言えます。

オペアンプを使わずに回路を設計したものをディスクリート回路と呼んだりします。

ダイオード

ダイオードはN型の半導体とP型の半導体を組み合わせた素子です。

ようするにシリコンとゲルマニウムのダイオードがあるわけですね。

ダイオードには2つの特性があります。

・一定の電圧以上を通さない。

・電流の流れに方向性があり、逆方向へは電流を流さない。

音の電気信号は基本的に交流なのでダイオードは2つで一組が基本です。

実はLEDも発光ダイオードなのでクリッパーとして用いられることが良くあります。

クリッピングの種類

ダイオードを用いたクリッピングには対称歪みと非対称歪みがあります。

同じダイオードを2つ用いた場合は対象歪みですね。

一方、ダイオードを片方が2つ、片方が1つとした場合非対称歪みとなります。

また、異なるダイオードを用いた場合も非対称歪みです。

このように上下でクリッピングポイントが違うのが非対称クリッピングです。

対称クリッピングはスムースで暖かな歪みになることが多く、

非対称クリッピングはコンプレッションが控えめでやや毛羽立ったクリッピングになることが多いです。

ちなみに真空管の歪は非対称クリッピングだそうです。

歪み回路

オペアンプのフィードバック部分にダイオード等のクリッパーを入れたものが多いです。

歪み回路をものすごく簡略化して書くとこんな感じです。

増幅のフィードバック部分にダイオードクリッパーをつなぐことにより

緩やかにクリッピングをするのがオーバードライブの特徴です。

ただ、全てのオーバードライブがこの回路というわけではなく、

そうでもないオーバードライブも存在しているようです。

コントロールノブ

オーバードライブはGAINTONE(ない場合もある)、MASTER

の3つのコントロールノブがついていることが多いです。

もちろん機種によってはそれより多かったり

GAINとMASTERだけだったりすることもありますし

名称が異なることも多々あります。

GAINはクリッピングに入る前の音量をコントロールしているので

大きくすると歪みの量が多くなります。

TONEは多くはローパスフィルターとして作用していて(機種によって異なる)

ハイ成分をどれくらい出すかというところをコントロールしています。

MASTERはクリッピング回路を出たあとの音量をコントロールしているので

音量が変わります。

まとめ

・対称クリッピングと非対称クリッピングがありそれぞれ音の特徴が違う

・オーバードライブの多くは増幅のフィードバック部分にクリッパーがある

次回はオーバードライブの分類について書いていこうと思います。

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