ピッチシフターの仕組み

音とエフェクト

今回はピッチシフターの仕組みについて書いていこうと思います。

前回の「トレモロ/リングモジュレーターの仕組み」はこちら↓

ピッチシフター

ピッチシフターは基本デジタルでディレイの応用によって成り立っています。

なのでディレイの記事を参照しておくとわかりやすいと思います。

仕組み

映像を早送りすると音が高くなる現象が起きるのを経験した人は多いと思います。

これは音の読み出しスピードが早くなるためです。

もちろんアナログでもテープの読み出しスピードを変えることによりピッチは変わります。

ですが、これをするだけだと音が短くなってしまうので

オクターブ音を上げた時に音の長さが半分になってしまいますね。

これをディレイによって解決するのです。

具体的には、

まずこのように音を分割します。

分割したらそれぞれを原音と同じ長さになるようにディレイで並べます。

このままだと間に音がなくてぶつ切りになってしまいますね。

この隙間をディレイで埋めることにより音が持続しているように聴かせるのがピッチシフターです。

アナログだと再生速度を変えて音程を上げるところまではできますが、

分割して隙間を埋めるという操作が難しいんですね。(不可能かも)

というわけでピッチシフターはほぼ全てがデジタルだと思います。

また、逆にピッチを1オクターブ下げる時はもちろん音の長さが2倍になってしまいます。

今度は逆に音を間引くわけですね。

そして音をつなげるのです。

こちらもアナログだと難しいのではないかと思います。

また、原音にわずかに音程をずらしたものをミックスするピッチシフターもあり、

このようなエフェクトをダブラーとかデチューンとかと呼んだりします。

ダブラーについてはこちら↓

ピッチシフターは演算が比較的高度なため、昔はAD/DA変換のレイテンシーが問題となり、

なかなか安価なものが作れませんでした。

ですが、今ではかなり一般的になりましたね。

代表的なピッチシフター

DIGITECH - WHAMMY5
DIGITECH - WHAMMY5

やはりピッチシフターといえばこのワーミーですね。

ペダルでピッチを可変できるともあって、ギターソロやリフの要所要所で

使われているのをたびたび耳にします。T

DIGITECH - WHAMMY DT
DIGITECH - WHAMMY DT

こちらは多機能バージョンのDTです。カポの代わりになるそうですが、レイテンシーはまだ少しあるみたいですね。

DIGITECH - Whammy Ricochet
DIGITECH - Whammy Ricochet

ペダルなしバージョンもあります。

DIGITECH - Drop
DIGITECH - Drop

こちらはピッチ下げ用のみのバージョンです。

EVENTIDE - Pitch Factor
EVENTIDE - Pitch Factor

有名なEVENTIDEのピッチシフターです。

多機能なのでピッチシフターはこれで決まりですね。

MORPHEUS CAPOというものもあったのですが、どうやら生産完了してしまったみたいですね。

まとめ

・ピッチシフターはディレイで複製した音を混ぜることでピッチを上げている

・ピッチを下げる時は逆に音を間引いている

こんなところです。

ちなみに最近の映像の早送り等では音程そのままで聴くことができますが、

これは結構高度な技術が必要だったそうです。

1990年台音のフォルマントを分析することによりピッチそのままで早送りをすることができるようになったらしいですね。

次回はワウについて書いていこうと思います。(多分)

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