今回は中田裕二さんの2ndアルバム「MY LITTLE IMPERIAL」について書いていこうと思います。
前回の「MY LITTLE IMPERIAL」はこちら↓
アンビヴァレンスの功罪
3rdアルバムでソロが板についてきた感じがしますね。
1.TERMINAL
アコギのカッティングから始まるちょっとどろっとした曲ですね。
1曲目っぽい雰囲気の曲だと思います。
ギターソロはファズがかかっていてかなり刺激的な音ですね。
アウトロの歪んだ音でのエレピソロが心に残ります。
2.MIDNIGHT FLYER
配信でのシングルにもなった曲ですね。
イントロのディレイが効いたギターのフレーズが印象的です。
この曲のストリングスの音はかなり昔の歌謡曲っぽいですね。狙ってやったのでしょう。
サビは裏うちハイハットが心地よくてノリがいいです。
そしてワウの効いたギターソロがファンキーです。
地味にパーカッションのコンガの音が面白いですね。
3.ENEMY
ドラムから始まるギターリフがヘビーな曲です。
「蛇の道はいつもヘビー」っていう歌詞もありますし。
サビは付点8分ディレイを使ったフレーズが面白いですね。
最後のオルガンが目立つ終わり方がとても派手です。
4.彼女のレインブーツ
ワウの効いたギターとトランペットが目立つイントロですね。
曲調は爽やかなふんわりとした感じです。
ソロはサックスが担当していますね。
「出し惜しみせずに 笑みをこぼしてよ それだけで僕は 救われる」
という歌詞が印象的です。
5.blue morning
タイトル通りややブルーでしっとりとした雰囲気のけだるい曲ですね。
この曲もサックスがソロです。曲中でも目立っていますね。
ダイナミックレンジが広めにとってあるのでライドシンバルの音が伸びやかに聴こえます。
最後のピアノの音がきれいですね。
6.アンビバレンス
ギターのリフが重たいどろっとした曲ですね。オルガンぽいシンセの音もよく目立ったいます。
「それらしく聴こえる 最もな合言葉 僕らには不要さ 何も当てはまらない」
という歌詞がすきですね。その後のギターソロもキレキレです。
最後のギターだけになって終わるところがこの曲に合っていますね。
この曲を聴くと松任谷由実さんの「まちぶせ」という曲をなんとなく思い出してしまいます(笑
7.プリズム
イントロはトレモロをかけたような揺れたギターのアルペジオがきれいですね。
ゆったりとしたバラード曲です。ecole de romantismeの「バルコニー」みたいな感じです。
ギターソロはクリーントーンですが、キラキラとしていますね。どうやっているんでしょう？
8.マイ・フェイバリット
オルガンの目立つカントリーな曲ですね。全体的に和やかな雰囲気です。
間奏あとのボーカルには歪みが強くかかっているようですね。
「君は僕のもんさ」という歌詞が「君は僕のモンスター」に聴こえるという
意見を見たことがあります(笑
確かにそうかもしれませんね。
9.HEROINE
これもシリアスでどろっとした曲ですね。
ギターの目立つ激しい曲です。展開もわりと変化していてスリリングですね。
間奏はスペーシーなトレモロの効いたところから、緊張感のあるギターのフレーズが印象的です。
10.ユートピア
ストリングスと遅めなフェイザーのかかったギターが目立っているイントロから始まるこちらもシリアスな曲です。
Aメロのアルペジオフレーズが良いですね。サビ始めの速めなギターフレーズも面白いです。
ギターソロは歪みが強めでヒステリックな感じがしますね。
最後のユニゾンフレーズがとても決まっています。
11.旅路
タイトル通りゆったりと一人で歩いている時の気分になる曲ですね。
アコギの音がとても良く録音できています。やさしいオルガンの音も曲に合っていますね。
アコギのソロがどこか哀愁のある空気を出しています。
ラストのラーラーラーという繰り返しもどこか寂しげに聴こえますね。
そんな切ない感じの曲です。
12.サンライズ
ドラムのフレーズから始まるゆったりとした曲ですね。
前曲から続く切なげ感じです。間奏のあたりにノイズのようなファズギターが聴こえますね。
かなり歪ませていますがここまでやるのは何を使っているんでしょうね？
ラストはストリングス(とベース)がひっそりと締めます。
まとめ
どろっとした感じの曲が多いですね。
このアルバムは椿屋四重奏時代と一番近いかもしれません。
ジャケットの赤い感じがとても曲調と合っていると思います。
次回の「BACK TO MELLOW」はこちら↓
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よかったら見ていってください。
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