Exponential Audio – R4 解説

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今回はExponential Audioの「R4」について書いていこうと思います。

R4

iZotopeの一部であるExponential Audioが出しているリバーブプラグインです。

前回記事を書いたPhoenixVerbは割とシンプルなリバーブでしたが、このR4はパラメーターが多めで多機能なものになっています。

とりあえず順番にみていきましょう。まず今回のバイパス↓

とりあえずデフォルトだとこんな感じ↓

イコライザー部分

左にはイコライザー部分があります。

白が全体にかかるイコライザーで青がアーリーリフレクションにかかるイコライザー、

赤がテイルにかかるイコライザーです。

各1バンドづつではありますが結構多様なカーブが用意されているのでそこそこ使い勝手もいいと思います。

↑適当なイコライザーの割り振り

BPに合わせるとQのパラメーターも出てきます。

ちなみにEarly ModulationとTail ModulationはChorusタブと関連して使用します。

リバーブ部

中央にはリバーブの基本的なパラメーターを操作するノブがあります。

Dry/Wet、Predelay Time、Reverb Time、Trimですね。

Predelayは0ms~2000msまでの範囲で設定ができます。

↑Predelay 0ms
↑Predelay 2000ms

Reverb Timeは0seconds~22.7secondsまで設定ができます。

↑Reverb Time 22.7seconds

Trimは要するにインプットゲインのことですね。±24dBまでの範囲で0.5dB刻みでの設定ができます。

Attackタブ

右部分ではタブ方式で各種設定ができるようになっています。

Attackタブはまず上部にReverb Typeがあり、リバーブのパターンを選択できます。

↑Hall 1
↑Chamber
↑Plate

Diffuser Sizeは他で言うルームサイズのようなものでDiffusionは他でもあるように拡散のパラメーターですね。

↑Diffuser Size 10.00 x Diffusion 100%

下にある3つのノブはExponential Audioによくみられるパラメーターで、時間の経過によってかかるフィルターを操作します。

Envelope Attackでフィルターがだんだん強くなるようにかかるのか、弱くなるようにかかるのかを決めて、

Envelope Timeでフィルターが変化する速度を決めます。

Envelope Slopeでフィルターの帯域が操作できますね。このフィルターはローパスフィルターとして動作するようです。

↑Envelope Attack 76 Envelope Time 150ms Envelope Slope 975Hz

Tailタブ

Tailタブではその名の通り初期反射ではない残響の部分を調整します。

Reverb Sizeで仮想空間の大きさを設定します。

↑Reverb Size 4.0 Meters
↑Reverb Size 40.0 Meters

右上の二つのノブは、Xover Frequencyでミッドとローの境界を決め、

Low-Mid Balanceを高くするとMidのリバーブタイムが伸び、低くするとローのリバーブタイムが長くと言うように設定できるようです。

↑Low-Mid Balance 100
↑Low-Mid Balance 0

その下にあるDamp FrequencyとDamping Factorはローパスフィルターのようなもので、

Damp Frequencyで帯域を、Damping Factorでその強度を決めます。

↑Damping Factor Lightest
↑Damping Factor Fastest

その下のレバーで広がりを決めるようです。

↑Tail Width Wide
↑Tail Width Narrow

下の3つのパラメーターでTailの長さや時間にまつわる調整をします。

RvbDelay Timeで初期反射とテイルの間の時間を調整します。

↑RvbDelay Time 2000ms

Tail Suppressでテイルをカットするレベルを決めます。

↑Tail Suppress 13.0dB

Tail RecoveryはTail Suppressでカットする際のリダクションのリリースタイムを設定します。

長くするとリダクションがカットされないレベルに下がってもリダクションが持続されるようになります。

↑Tail Suppress 13.0 Tail Recovery 1.82sec

Earlyタブ

Earlyタブでは初期反射にまつわる設定をします。こちらもWidthの設定がありますね。

わかりやすいようにTailの音を切った設定にしてみました。(Reverb Sizeを最小の4.0Metersに)

↑Wide
↑Narrow

あとはTailと同じく、Early Attackで反射が早く大きくなるかあとで大きくなるかを決め、

Early Timeで初期反射の間隔を、Early Slopeで初期反射にかかるフィルターの周波数を決めます。

↑Attack 8 Early Time 145ms Early Slope 475Hz
↑Attack 88 Early Time 36ms Early Slope 7250Hz

下にあるEarly Patternで初期反射のパターンを選択します。

↑R2
↑R4 I
↑R4 II
↑R4 III
↑R4 IV
↑Vintage

Warpタブ

↑デフォルト

WarpタブはWarp:Onにしないと有効になりません。

ややわかりにくかったのですがどうやら入力信号にかかるコンプレッサーやプリアンプの設定をするようです。

上4つはコンプレッサーに関わるパラメーターです。

↑強めのコンプレッション

中断には歪みとその帯域をコントロールするパラメーターがあります。

↑None
↑Warm 2
↑Crash

オーバードライブはOverdrive Xovで設定した帯域の下にかかります。

↑Overdrive Xov 45Hz

High PassthruでXovで決めた帯域より上の信号をどれだけ通すかを決めます。

↑Overdrive Xov 440Hz High Passthu 0.0dB

Word Sizeはどうもサンプリングの幅を調整するみたいですね。低くするとビットクラッシャーぽくなるのかな。

↑Word Size 12-bit
↑Word Size float

Warp Trimはインプットゲインですね。

Chorusタブ

揺れを調整するタブですね。こちらも揺れのパターンを設定するレバーがありますね。

↑Rand(fat)
↑Rand
↑Pitch(fat)
↑Pitch

fatの方が明瞭にピッチが動くんだとか。

中段にあるDensity RateとDensity modは濃度を揺らすそうですがこれはAttackタブでHall 2に設定されている時しか作用しないようです。

↑Density Rate 100 Density Mod 100
↑Density Rate 0 Density Mod 0

下段のEarly RateとTail Rateはイコライザー部分にあるEarly ModulationとTailo Modulationに対応していて

イコライザーを揺らす効果があります。

↑Early 100 Tail 100

Gateタブ

最後にGateタブです。

これは普通のゲートと同じくGate Thresholdで設定したレベル以下の音を下げる効果があります。

Gate HoldではThresholdを下回った時にゲートを開き続ける時間を調整します。

Gate Cutはゲートがしまった状態の時に下げるレベルを設定します。

Gate ClampではGate Holdの時間が過ぎた時にゲートが閉まり初めて閉まりきるまでの時間を決めます。

Gate RecoveryではThresholdを上回りゲートが開ききるまでの時間を調整します。

こんな感じにリバーブ音をカットすることができます。

パラメーターの解説はこれで全てですね。

アコギ

それではいくつかのプリセットで試してみます。まずバイパスはこちら↓

デフォルトだとこんな感じ↓

↑デフォルト

適当にプリセットを選択してみます。

↑Rich Guitar Hall 2 (Wide)
↑Quarter Glistening Guitar Hall (Drk)
↑Large Warm Scoring Stage (Wide)
↑Lge Tight Plate

ちなみにプリセットはかなりの数が用意されていて

まずジャンルを選択しさらにその中から選ぶ方式になっています。

まとめ

基本的にはスタンダードなリバーブだと思います。

若干濃い目なキャラクターをしているかもしれませんね。

パラメーターはかなりの数があるので設定の幅は広いです。

ショップサイトはこちら↓

同社のPhoenixVerb StereoかExcaliburを持っていると安く買えるかも↓

PhoenixVerbの記事はこちら↓

最近書いたリバーブの記事はこちら↓

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